A4-SFXのベンチと温度測定編

今日の記事は前回のおさらい組み立てベンチ温度測定まとめって流れです

前回のおさらい

前回A4-SFXを衝動買いしたボクが、パーツ揃えてニッコニコって話しでした。自作PCもクルマの改造も構成考えてる間が一番楽しいですよね?

もうちょい詳しく書くと、PCの用途はTVサイドに置く用で、今はLate2014 Mac miniだけど足りてる。ただそんな用途なのに「空冷特化のA4-SFXなのに低TDPのCPUはツマンナイじゃん…」とか、「A4-SFXなのにGPUがオンボとかだと悲しいじゃん…」とかの邪な考えが過った結果、TDP高めの構成で組む事が目的に入れ替わり、手持ちと買ったの合わせて、Ryzen5 1600X, GTX1060 3GB, ASRock Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac, Noctua NH-L9a-AM4, DDR4-2133 8GB*2, Samsung 960EVO 500GB, SilverStone SST-SX500-LG…と、FullHD用途のゲーミングPCかな?みたいに勢い余ったパーツ構成になったって話しでした
それぞれを選んだ理由は前回をどうぞ

組み立て

CFDのメモリが初期不良

2枚組の内1枚が初期不良で、不良なの1枚挿しだとスロットの選択とか関係なくPOSTすら通らず…。正常な方をそれぞれのスロットに1枚挿しするのや、他から剥いで来た適当なメモリの2枚挿しだと、Memtest86はもちろん、OSインストールしてベンチも問題ないんですけどね。初期不良の対応もそれはそれで面倒なので、相性だったりしないかな?ってことでX99やZ170に使えれば、そっちのメモリを持ってくりゃいいや…と試しましたけどダメでした。これがダメルコのバッキャローで苦労と試行ってのに違いありません
代わりに買ってきたメモリはクルーシャルのCT2K8G4DFS8266って型番、DDR4-2666 8GB*2になります。高かったけど問題なく動きます

組み込みはアッサリ

小型ケースですけどとても上手く出来ていて、組立に工夫の余地もないので、パーツのセレクトが問題なければ手こずる所もなく、サックリと出来上がってしまいました。普通のATXケースより扱いやすくすら感じますね。ただ電源はこれから買うならSFXにした方が良いと思う。ボクは手持ちのを流用したのでこうなりましたが、SFX-Lはカツカツすぎますね。入るっちゃ入りますが、ケーブル硬いと辛いかも

上側

CPUクーラーなどのサイズが問題になりそうなパーツは、公式サイトでこれがオススメってのが上がっているので、そこから決めていけば対応TDPからCPU→M/Bとほぼ自動で決まっていくので問題ないかと思います

GPU側

もっとハイスペなGPUにしてドヤ感を出していきたいなぁ
2.5インチベイはまだ3つ空いてます。底面の2つは高さ15mmまで対応で前面カバー内側の1つが9mmまで対応。そして底面の2つは92mmのファンと排他利用になります。システムドライブ以外はNASにある動画を見れればOKって感じなので、底面はファンかなぁ?って気もしますが、物理的にも機能的にも詰め込みたい気もするので、ドライブも捨てがたい

Late2013 MacProと並べてみたとこ

A4-SFXって良いよね、eGPUボックスかな?ってサイズなのに用途に合わせてカスタマイズの自由度があるPCなんですよ。片やLate2013 MacProはとても小さいですが、ほぼイジれませんもん。ただMacProはメーカーが作っただけあって、こんなに小型なのにXeonとデュアルGPUで最大TDPが約360Wの物を大型ヒートシンク1つにシロッコファン1発だけのストレートエアフローで冷やすって変態的な作り込みは素敵。差はそこですね、要はどっちも素敵でたまらん…と

ベンチマーク

OCはせず定格で測定。温度は次の項で測ります
BIOSのバージョンは3.50で、OSはWindows10 Pro 64bitで2018/1/27時点で出てるパッチは全て当ててあります。あと電源の設定はバランスにしてあります。AMD Ryzen Balanced Power Planにはしてません、これは今後の楽しみですね

CINEBENCH R15

Multi:1,231cb, Single:161cb
同じ6コア12スレのXeon E5-1650 v2を積んだLate2013 MacProはMulti:956cb, Single:137cb。Ryzen5 1600Xは2万中盤って考えると、この値はコスパかなり良いですね

Geekbench 4

Single:4,333, Multi:18,749
マカーなのでGeekBench 4もやっときました。同じくLate2013 MacProはSingle:3,962, Multi:19,077。CINEBENCHの値を逆転してますね
早いに越した事はないけど、TVサイドに使うにはヤリ過ぎ感があるかなぁ

CrystalDiskMark 6.0.0

960EVOの500GBです。NVMe SSDは速いですね。SATAのSSD4台でRAID組んだときのベンチマークより速い…。まぁどっちもこれくらい速度が出てれば、今あるコンテンツではSATA RAIDとNVMeの差を体感出来ないレベルではあるので、容量単価が約半分のSATA SSDを複数買ってRAID組むのは、環境によってはオススメですけどね

負荷を掛けたときの温度測定

今日のメインコンテンツはこれでしょう
A4-SFXにアレコレ詰め込んで各部に負荷を掛けたときに温度がどうなるかみんな気になるよね?ってことでHWiNFO64 v5.70で測定しました。CPUファンもBIOSから回転数制御出来ますが標準のまま、室内の温度は温度計で20.5度です

Prime95

Noctua NH-L9a-AM4のTDP95WのCPUで全コア負荷掛け続ける用途には使わないでくださいって注意書きなんざカンケーねーと、全てのコアに約15分連続して負荷を掛け続けた場合のCPUのクロックと温度の推移。ちなみにクロックは6個のコアの平均になってます。Prime95の設定はこうで、実行中の絵面はこんな感じです
CPUとCPUクーラーの組み合わせの問題ですが、これわかりやすいくらいサーマルスロットリング起きてますね。6秒〜778秒までPrime95を動かしているんですけど、6秒〜112秒までは最大3,693.2MHz、最小3,691.9MHz、平均3,692.3MHzなのですが、それ以降ガクッと来て、最大は3,692.4MHzとほぼ変わらないのですが、最小が3,496.9MHzで平均が3,575.6MHzとなっています。ただ平均周波数で比べるとサーマルスロットリング前後で116.7MHzの低下なので、クロック数と性能が比例してるなら3.16%程度の性能低下なので、Meltdownに比べれば大した問題ではないかと思います。そして焼けちゃったらそれを理由にZEN+でも買おうかと思いましたが、これなら当面使えそうですね
Noctuaの製品は初めて買いましたけど、3%程度の低下なのに、わざわざ注意書きしてくれるなんて、とても信用できるメーカーだと思いました

FF XIV 紅蓮のリベレーター ベンチ

ループ中もフレームレート制限を掛けず、スコアを測定するよう設定し、約15分ループさせてGPUに負荷を掛け続けた場合のGPUの温度とGPUの周波数のグラフ。ベンチの設定は1920×1080のウィンドウモードで行い、品質は最高品質。GPUはMSI GeForce GTX 1060 ARMOR 3G OCV1、ちなみにスコアは10,382でローディングタイム16.928Secで非常に快適。実行中の絵面はこんな感じになります
こちらのサーマルスロットリングは問題なさそう…っていうか、負荷が軽すぎたかな?クロックがガツンと落ちてるのはLoading時。空冷特化されたケースだけあって、この時期であればGPUも問題なく冷えてます。そしてこれやってるときにGPUの温度が初めて60度を超えたので、やっとファンが回りましたよ。POST時にしかファンが回らないので逝ってるんじゃないかと心配してました

CrystalDiskMark 6.0.0

温度の推移

Samsung 960EVO 500GBに32GiBを9回でテストしたときの温度と読書速度の推移
下のグラフの通り、CrystalDiskMarkはテスト用データの書き込み→読み込み速度の測定→書き込み速度の測定という順で行われるのですが、最初のテスト用データの書き込みの時点でもうサーマルスロットリングが起きています。逆にサーマルスロットリングが起きても読み込み速度には影響ないですね。ちなみに温度は妙に低く出るDrive Temperature [℃]と妙に高く出るDrive Temperature2 [℃]があるのですが、グラフにしてみるとDrive Temperature2 [℃]の方が相関性がわかりやすいので、そっちを使いました

測定値

先程の1GiBの値と比べると、Readは3,321.3MB/sから3,245.8MB/sなので、サーマルスロットリングはほぼ問題ないのですが、Writeは1,736.9MB/sから861.6MB/sまで落ちてますね。それでもSATAのSSDより速いですけどね

ATTO Disk Benchmark 3.05

SSDのサーマルスロットリングがわかりやすいベンチをもう一つ
Total Length 256MBと軽い計測ではこんな感じで終始高速ですけど…

Total Length 32GBにするとWrite時に気持ちいいくらいのサーマルスロットリングが起こって速度が低下します。ただ今回のA4-SFXでは、ここまでハードにSSDを使うこともベンチマークくらいでしかないし、ボクは気にしないことにしました

まとめ

良いっすね、A4-SFXは皆々様にオススメ出来ます
これまでは汎用性と拡張性を合言葉に5インチベイが10個ついてるATXケースとか、その後もAntecのP180やP183を使ってますけど、こういう小型ケースに詰め込むのも好きになりました

そしてintel + AMDの組み合わせでも良いから、これくらいのサイズとコンポーネントでMacを作って欲しい。MacProはオーバースペック過ぎて微妙、27インチiMacはスペックは丁度いいけどディスプレイは別が使いやすいから微妙、Mac miniは処理能力が低くメインにするには微妙って感じで、最終的にMacPro系を選ばざるをえないじゃないですか?
A4-SFXの大枠はこのままで、オンボのSSDの他に底面に2.5インチのSSDを2つ入れられ、フロント側の2.5インチベイがあるところにTimeMachine用に3.5インチのHDDを1つ入れられるみたいなMacがあれば嬉しいんですけどね