Late2013 MacProに4Kディスプレイを導入

結論から書くとDELL P2715Qっていう、2014年11月に発表されて6万切ってるじゃんと大騒ぎになった27インチUHD 4Kのディスプレイっていう今更感のあるヤツを、今年の7月頭に買って使っていたのですが、リビジョンがA05だったお陰か、Late2013 MacProで60Hzで安定して使えてますって話しです
あと、解像度=3840×2160みたいな数字。解像感=ボクが見てどう感じるか。そんな意味で使い分けてます。この使い分けが通じない人には分かりに記事かもですが、他に短く表せる適切な表面も思い浮かばないので仕方ないですね

買うまで

なんで新しいディスプレイを買ったのか

職場でサブディスプレイとして使っていた三菱電機のディスプレイが、ある日突然全面薄いピンクのフィルターが掛かった感じになり、調整も一切効かないっていう、なんとも言えない残念な壊れ方をしてしまい、急遽DELL UP2516Dを職場に持っていったので、自宅お仕事用になんか買わねば…って感じだったんです。んでいつも通り24〜27インチ辺りのWQHDかWQXGAにでもしようと思ったんですけど、Dual D500っていうGTX970程度のGPUを遊ばせてても仕方ないしってことで、UHD 4K…面倒なので以下4Kって書きます…を選択しました

ボクがディスプレイを使う環境

PCはLate2013 MacProの竹モデル、少し詳しく書くと6コア12スレ&D500*2のモデルですね。ディスプレイの接続はThunderbolt Bus1のPort1から行い、他にThunderboltで接続している物はAKiTiO Thunder2 Quad Miniだけで、そっちはThunderbolt Bus0のPort5。色域の規格は汎用性重視でsRGB。OSは現時点だとmacOS Sierra 10.12
解像感って話しもしてます。解像感には視聴距離が大いに関係してますが、ボクの言う解像感の話しは奥行きが80cmのPCデスクに設置した時の話しです。参考までにそこらで売っているPCデスクの奥行きは短いもので50cm、長い物でも60cm程度。奥行きが80cmのデスクって、その辺の家具屋さんに売っている物だったら4人用のダイニングテーブルの中でも奥行きが長めの物って感じですかね?事務作業するので奥行きある方がラクですし、そもそも近くに液晶置くと目が疲れるので、そんなPCデスク使ってるんです。解像感の話しは視聴距離が30cmも変わると話しが全く違ってくるので、適当に割り引いて読んでください
それと今回は使いませんでしたが、モニターアームもエルゴトロンのMX, LX・HD, DS100を持っているので、使うことも可能です

LG 43UD79-Bと迷う

今4Kディスプレイを買うならLG 32UD99が鉄板かと思いますけど、11万とか出すならボクの環境を加味すると37インチ前後がベストだから、それくらいのサイズが欲しいんだよなーってことで、サイズを妥協するなら6万前後の4Kディスプレイにしよってなり、TNはなぁ…みたいなパネルの種類だったり、フリッカーはフリーじゃなくても良いけどキツイのは…とか、格安ディスプレイのメーカーだとLGか法人名義でDELLがサポート良かったなーみたいな消去法で、最後に2種類残ったのが、攻めた選択肢だとLG 43UD79-Bっていう42.5インチので、無難な選択肢だと今回買ったDELL P2715Qって感じでした
ダンボールでサイズを合わせシミュレートした結果、リモコン受光部を外してエルゴトロンのLX・HDっていうモニターアームを使って高さを限界まで下げればLG 43UD79-Bでよくね?となり、物理的な意味で大きい買い物で、失敗した場合は他に使い道もないし…ってことで、買う前に実物を見に行ったら、展示機がパッと見ですら俗に言う端っこ問題が出てるのがわかる個体で、なんだかなぁ…みたいな。こんな巨大なディスプレイでハズレ引いたら初期不良にしろ修理にしろ面倒ですよね。そんな感じで無難にDELL P2715Qになりました。狭ベゼルにこだわるのはそれはそれで良いんですが、導光板をちゃんとして端っこ問題を出ないようなベゼル幅にしておくれ…と

DELL P2715Q

P2715Qはキャリブレーション済みで、輝度とコントラストやR,G,Bも個別に調節可能、IPS非光沢、接続もDP1.2とminiDP1.2が1つずつあるのでPCでsRGB環境の4K/60Hzで使うなら可もなく不可もなしって感じでしょうか。USB3.0のハブ機能も持っていて、写真のように下側から3つ、それとは別にディスプレイ裏面に1つあるので合計4つUSB機器を繋げられます
PC以外の機器だと基本的にHDMIで繋ぐことになると思いますが、残念ながらHDMI 1.4になるので4K/30Hzって感じですかね。まぁその辺は発売時期の問題なので仕方ないですし、ボクはPC以外と繋ぐ予定もないので問題ないです
それとスタンドが最近のDELLのディスプレイの例に漏れずに、とても使いやすくて良いですね。格安ディスプレイは全部DELLのスタンドをとりつけられるようにして欲しいってくらいよく出来ていますよ。VESAマウント対応ですが、スタンドの出来が良いので横に並べる限りはモニターアームの出番はありませんね

AC511サウンドバーは辞めとけ

P2715QのオプションのUSBスピーカー。下の写真の手前のヤツですね。ボクが以前別のディスプレイでもオプション指定されていたので使ってたんですけど、誰かにもらったとかならまだしも、わざわざお金を出して買うのはオススメできません
先ずスッキリつきません。このカテゴリの製品を欲しがる人って音は確認できればいいから、とにかくスッキリつけたいって言うので購入するんだと思いますけど、USBケーブルはディスプレイのUSBに繋ぐので10cmもあれば十分なのに、USBハブ機能がないディスプレイにも対応させるためだと思うんですけどケーブルが長すぎて邪魔です。ディスプレイ裏で上手いこと縛って表面上はスッキリ感を出すようにしてましたが、なんだかなぁ…と。ケーブルが交換出来るように作るなり、直接生えているのは10cmで、USBハブ機能ないディスプレイ用にUSBの延長ケーブルでも付属させれば良いのに
あと音はショボいです、音が出てるのを確認できるってレベル。Late2013 MacProの内蔵スピーカーよりはマシなんですけど、結局ショボいのには変わりないので、これならよりスッキリなLate2013 MacProの内蔵スピーカーで良いんじゃないでしょうか?要は無い方がマシって話しです

逆にUSBだけ繋げば比較的マシな音が出るのを期待してるからUSBスピーカーが欲しいって言うのなら、カッコ良すぎて残念なんですけど、下の写真の奥側にあるJBL Pebblesをオススメします
音だけ聞くとちょっと安っぽくて物足りないけど、ナチュラルな感じで定位も問題なく、ボヤボヤせずに音のキレもあります。5V, 500mAのUSB接続なのでDACと左右スピーカー合わせて2.5WしかないUSBスピーカー、それも5,000円程度の製品が出している音だと考えれば良いじゃんって感じですね。そこを考慮すればがんばって作ったんだなぁ…っていうのは伝わってくる良い製品だとは思いますよ。USB-Cになって使える電力が増えるまでこの辺りが限界なのかなーと思います。あとケーブルが短くて長さがカツカツなのはボク好みです。ぁ、短いとは言ってもP2715Qのサイズならギリギリでディスプレイの左右に縦置き出来る長さなのでご安心ください

そんな感じで、Late2013 MacProの内蔵スピーカーで満足出来ずに、ケーブル少なくて色々ラクなUSBスピーカーが欲しいなら、とりあえずJBL Pebblesを買ってみるのがオススメです。それで音に満足できなければUSBスピーカーは諦め、別途電源が必要なのは諦めてアクティブスピーカー…最低限FOSTEX PM0.3…を買うか、アンプとパッシブスピーカーっていう沼を目指すのがオススメです。個人的には後者の方がオススメですね。ボクはPCにDENONのプリメインアンプを繋いでサウンドカードやスピーカーとウーファーをあれこれ入れ替えたりセッティングしたりって程度の浅い所でこの沼からは卒業出来たので、今後とも近寄らないように気をつけます

買ってから

既知の不具合は問題なし

接続はminiDP-DPケーブルとUSBケーブルは付属の物、電源ケーブルは以前紹介したAinex ACP-15S-BKっていう細くて柔らかいケーブルを使ってます
スリープの復帰時に行方不明になったり解像度が変わる問題は、まだ一ヶ月弱なので結論を出すには早いかもですが、今のところボクの環境では大丈夫です。あと機種固有の問題でUSB3.0が怪しいって話しもありましたが、ディスプレイのUSBハブ経由でUSBスピーカーとMIDIコントローラとSDやCFのリーダーを接続してますけど、こっちも今のところ全く問題は出ていませんね
ディスプレイのリビジョンはケーブル刺す所に書いてあるのですがA05でした。ググってみるとA00からA05まで確認されているようですが、今のところの最新のが来たっぽいですし、色々対策済みなのかもしれませんね

スケーリング解像度が選べて快適

今回25インチWQHDのUP2516Dから27インチ4KのP2715Qにして、画素密度が117ppiから163ppiになったんですけど、PCのディスプレイを17インチのブラウン管から24インチFullHDのIPS液晶に変えた時のクリアな感じや、居間用に買った4K55インチのREGZAに写真を映した時みたいな没入感と立体感に感動したみたいなのはありませんね。えぇ、ないんです。白バックで黒フォントみたいなコントラストがキツイところは良くなっていますけど、元々Macはフォントがキレイでしたし、27インチだと小さいですし言うほどではないかなーと。より高画素でより大画面ディスプレイを導入するまで感動したみたいなのはお預けですかね
じゃぁなんのための4Kだ、消費電力デカいだけだろ、緑の地球を返せって話しになりますが、ボクのお目当てはこれ。AT互換機的表現だとHiDPIっていうのかな?Retina Displayは商標ですし、DELL製ディスプレイをMacで使う場合はなんて言ったらいいのかわからんのですが、要は実解像度は3840×2160なんですけど、スケーリング解像度が自由に選べるってヤツです。下の画面の左から1920×1080、2560×1440、3008×1692、3360×1890、3840×2160になります。ここに好みの解像度が無くてもoptionキーを押しながら変更をクリックすればもっと大量に選べます
ちなみに一々システム環境設定から辿って変えるの面倒なので、一昔前はメニューバーからQuickResでやっていましたが、最近はEasyResを使ってます。EasyResから選べる全ての解像度はこんな感じ。多すぎて邪魔なので、Retina(x2)の1920×1080、2560×1440、3008×1692以外は隠すように設定してます

文字を扱うなら1920×1080か2560×1440が使いやすいですけど、LRだったら3008×1692がベストですね。そこまでなら2560×1440で設定したポインタの速度でもギリギリ違和感なく使えます…っていうかボクの環境ではポインタの速度が既に最速になっちゃってるので、ここより解像度を上げると文字が小さくて辛いとか以前に、ポインタの速度が遅くて耐えられません。ポインタ速度の上限をもっと上げて欲しい
3008×1692でLRを表示してみるとこんな感じ。ボクは基本的に読み込み→自動でプリセットを当てる→MIDI2LRを使いMIDIコントローラーで編集って感じで、スライダーは値を確認すれど基本的に使わないので、写真の表示面積が大きいのがとても使いやすくて捗ります

キャリブレーション

i1Display Proで作らせたプロファイルを表示してみるとこんな感じ
まぁ良いんじゃないでしょうか。輝度120cd/m^2でキャリブレーションし、アプリケーションで言われるまま、OSDメニューから明るさ36、コントラスト75、R:100、G:100、B:100にしてます。流石キャリブレーションしてあると言うだけあって、コントラストとRGBは初期値でOKでしたね。色はsRGBだけでなくAdobeRGB100%対応を謳うUP2516Dの方が流石に出ますが、sRGBで使うならP2715Qでなにも問題ありません
この状態でUSBになにも接続せずにYoutubeで適当な4K動画を再生させた場合のディスプレイの消費電力はTAP-TST5計測で25Wでした。カタログの最大95Wでビビってましたが、意外と消費電力少ないです。ちなみにスリープさせると最初の30秒ほどは13Wですが、その後4W程度になり、15分ほどで0Wになります。スリープからの復帰も問題ないですし、これなら緑の地球も守れそうなのでスリープ運用で良いですね

ファクトリーモード

ファクトリーモードに関しては自己責任でお願いします
入り方は例によって1番上と2番目のボタンを押しながら電源入れる→画面ついたら離す→1番上のボタンになります。そうすると下の画像のOSDメニューみたいなのが表示されます
下のRGBとかの値はボクが開封時に撮ったメモです。DELLからの出荷時に個体に合わせてここを使ってキャリブレートされていると思うので、ボクの個体の値を入れちゃダメですよ。そしてここの値を一括リセットみたいな感じで出荷時の値に戻すのは無理なので、自分のディスプレイの値は各自でメモっておきましょう
蛇足ですけどUP2516Dは電源ボタンとは別に静電容量スイッチみたいなのが横に5つ並んでますが、この場合は左から2番目と4番目を押しながら電源投入し、1番左のスイッチでファクトリーモードのメニューが開けます

まとめ

総合的に見て満足の行く製品です。ただ繋げるのが4Kでも余裕でヌルヌル表示させられる能力を持ったLate2013 MacProのおかげってのもありますがね
4K解像度だと大画面でもボクの視聴距離では解像感は計算上そこそこ行けるので、ボクはこれを使いながら37インチ程度のディスプレイ待ちです。大画面だと没入感が違いますし、ボク的には大画面でも解像感がどうにかなるための4Kだと思っていますしね。そんな感じなのでLGさんには色々なサイズのパネル作りをがんばってもらいたいです