写真が上手いか聞かれると困る

「吉田くんって写真が上手いの?」とか聞かれると困るボクです
いやだって困るよね…。「吉田くんって写真が上手いよね」なら素直に嬉しいですけど、「吉田くんって写真が上手いの?」って聞かれると困る。劇的に下手ではないと思うけど、今日はいいの撮れたわーなんて思っても家帰ってLRで見返すと、ぁーもっとこう撮れば良かったなーってのの繰り返しですし、なんて答えて良いのか困る。そして往々にしてそういうの聞いてくるのって写真を撮らない人が世間話的に聞いてくるじゃないですか?たぶん質問してきた人よりは上手いけど、そんなおこがましい事は言いにくいし…みたいな、そういうときになんて答えれば良いんだろうか…と。ボクを悩ましていたんです、えぇ、過去形です、バリバリ伝説を読み直すまでは過去形でした

そもそも写真が上手いっていう定義がよくわからんですよね?良い写真や上手い写真、ダメな写真や下手な写真って結局は見る人の感性や前後の文脈を読めるかで変わると思います
わかりやすく言うと巨匠・アラーキーのチロっていう猫が亡くなった後に撮った写真とか、チロが生きてた時によく居た場所なんだけど、チロはもう居ないからただの部屋の隅っこを撮っただけみたいになあの写真。あれ昔ペットを飼っていたボク的に、ペットが死んだ直後って自然と生前ペットが良くいたところに目が行っちゃうよね的な意味で凄く良い写真だと思うんですが、ペットを飼った事がないとか、そういう想像力がない、ついでに前後の文脈を見ずに写真だけ見た人には意味わからんし別にキレイでもないし、なんだこの写真は?ってなるじゃないですか、そんな感じです

んで話しを戻すと、ボクも撮った自分ですら微妙な写真を量産してるなーってのは良く分かるんですが、写真が上手い下手っていうのは定規みたいな物で測れないので、そんな話しをされてもよくわからんのです
ただ自分から「オレは写真が上手いよ」って言ってくる人で、写真を見せてもらって、良い写真だなーと思う人に(省略)な捻くれた人間なので、たぶん写真に上手い下手論を積極的に持ち込む人と、ボクみたいな捻くれ者の価値観は合わないんだと思います

そんな悩めるボクが、実家の押入れにしまってあったバリバリ伝説を読んでいたんですけども…、えぇ、ここまで引っ張ってようやく結論なんですけどね、下で引用しているのはしげの秀一先生のバリバリ伝説 ワイド版3巻の53, 54, 55ページなんですが、歩惟ちゃんに「秀吉さんってバイク乗らせると速いんですか?」的なことを聞かれた秀吉…バリ伝を知らない人に補足すると秀吉はメッチャ速いっす。主人公が永遠に追いつけないと認めた終生のライバルで、秀吉の他に中ボスやラスボスが出てきますが、星野アキラ()、カルロス・サンダー()、ラルフ・アンダーソン()なんですよ、3部のクライマックスを見てみろって感じですね。ちなみに歩惟ちゃんはバイクのことがよくわかってません。そして秀吉はオレは速いぜって言ってるバイク乗りは遅い人間だと思ってる捻くれたヤツなんです…んで、その秀吉の答えが「答えたくない」なんですね。これは使える!とても使える!流石オレたちの裏六甲のウンチーニこと秀吉…いや、秀吉さん!そしてしげの秀一はやはり天才だった!
そうなんです、「吉田くんって写真が上手いの?」って聞かれて、マジメなボクは「YES」か「NO」で返答せねばならないのかと思ってましたが、秀吉さんはまさかの「答えたくない」発言。そうなんです、回答欄は空欄でもよかったんです。そうかそうか、それがあったのかーと。詰め込み教育と受験戦争に放り込まれたボクには、質問を空欄で回答を出すっていう発想がなかった。言われてみればセンター試験でもないので無理やりマークシートを埋めて点数を運に任せる必要ないしなーと。今度からそう聞かれたらボクも「正直上手いのか下手なのかよくわからんから、写真見て感想教えて」みたいな、そんな感じでGoogleフォトに突っ込んである写真を見ていだだく方向に押し売りして行こうかと思いましたね。写真を見て感想を聞くって中々出来ないですし、逆に良いチャンスですよね
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